2019年の就職活動も表向きにもやっと解禁となり、リクルートスーツの学生を見かけることが多くなっています。

この就職活動ですが、うまくいく人がいる一方で、中々うまくいかない人が出てきてしまいます。

これはなぜかというと、就職活動の軸というものをしっかり作らずになんとなく就職活動に臨んでしまっていることが原因の一つと考えられます。

就職活動の軸を定めることの大切さをここでもう一度確認してみましょう。

就職活動の軸とは就職する業界、企業、職種を決める重要な指標

上にも書いた通り、就職活動の軸とはこれから自分が働いていく業界や企業、そしてどのような職種で働くのかを決める際の指標となるものです。

つまり「自分が社会人としてどのように働きたいのか?」を考える必要があります。

この就職活動の軸が定まっていないまま就職活動を進めると、

  • エントリーシートに何を書いていいかわからない
  • 面接で何を話していいかわからない
  • なんか内定もらったけどしっくりこない
  • 会社入ってみたけどココじゃない感ハンパない

というように、どの段階かは人によりますが、どこかで行き詰ります。

というか、会社入ってから失敗に気づいたとしたら人生の損失大きすぎると思いませんか?

就職活動に失敗するというのは「内定がもらえない」ということではありません。

自分の定めた就職活動の軸に沿って就職活動を行い、就職活動の軸からぶれない会社を選ぶことができれば就職活動に失敗することはないでしょう。

さて、それではどうやって就職活動の軸を定めればいいのでしょうか?

次からは就職活動の軸の定め方をご紹介します。

就職活動の軸を決める3つの考え方

就職活動の軸を定めるときには下記の3つから考えると決めやすいです。

  • 自分の興味や関心があること
  • 自分の得意なこと
  • 自分が今までにやりがいを感じたこと

この3つを明確にしていくことで自分の就職活動の軸を定めることができるようになり、自分にあった会社を見つけ出すことができるようになります。

興味がないことや苦手なことを仕事にしたら入社した直後はやる気があっても、しばらくしたらモチベーションが下がってしまって会社を辞めたくなってしまいますよね?

そうならないためにも、この3つを明らかにしておくことが大事になります。

それでは詳しく見ていきましょう。

就職活動の軸の定め方①:自分の興味

今までの人生の中で興味があった分野は何だったでしょうか?

人によっては歴史ものが好きだったり、実験が好きだったりするかもしれません。

また、電車や飛行機に興味がある人もいるでしょう。

この時に大事なのは、「電車が好きだから鉄道会社だ!」といってJRや私鉄だけを片っ端から受ける、というのは止めた方が良いです。

なぜ「電車」が好きなのか?を考える方が自分の就職活動の軸を定めやすくなりますよ。

電車の例で進めますが、電車が好きだとして、電車の何が好きなのかを考えてみましょう。

  • 電車に乗るのが好き
  • 電車の写真を撮るのが好き
  • 電車の動く仕組みが好き
  • 電車のデザインが好き
  • 電車でどこかに行くのが好き
  • etc…

色々ありますよね。

電車に乗るのが好きで運転したい!、というのであれば鉄道会社で良いと思います。

しかし、もし電車の動く仕組みに興味がある、のであれば鉄道会社の他に日立などのメーカーも視野に入ってきます。

また、電車のデザインが好きだ、というのであれば電車のデザイン会社を目指す、というのも正解の一つでしょう。

このように、なぜそれに興味を持ったのかを少し深堀りしてみると、就職活動をムダにしないで済むかもしれません。

就職活動の軸の定め方②:得意分野

これまで何か人よりうまくできたことはありませんか?

みんなができなかったことがすぐできた、難しい問題が人より早く解けた、他の人より集中して続けることができた、など他の人より少しでもいいから得意なことを見つけてみましょう。

自分が得意なことは自分では意外と気づかない可能性もあるので、仲のいい友達に自分の得意分野は何かを聞いてみるのも良いでしょう。

そんなことが得意だと思われていたんだ、とびっくりするかもしれませんよ。

たとえば女子アナウンサーなどは自分の声が聞き取りやすいことなどを周りの人から褒められたりしたことがきっかけで志望していたりします。

友達から得意だと思われている分野は他の人よりも優位に立ちやすい分野なので、その分野の会社の人に受けが良いので面接も盛り上がって内定が出やすいです。

またその会社に入った時には活躍しやすいので長く続けられます。

一度自分の得意なことを振り返ってみてはいかがでしょうか。

就職活動の軸の定め方③:やりがい

これまでどんなことをしているとやりがいを感じたでしょうか。

  • 自分の成長を感じられた時
  • 人の悩みを解決できた時
  • 自分の知識が役に立った時
  • 様々な人と交流ができた時
  • 新しいものを作った時

人それぞれやりがいを感じる瞬間は異なると思いますが、やりがいを感じたことはあると思います。

その瞬間はどんな時が多かったか振り返ってみると自分に合った仕事が見つかるはずです。

就職活動の軸が定まったら会社に応募しましょう

上記の3つの考え方に沿って自分の就職活動の軸が定まったら、どんどん会社にエントリーしていきましょう。

会社によっては企業説明会をしてくれたり、自分の会社の社員と話す機会を設けてくれたりするので気になった会社にはエントリーしていくべきです。

この企業説明会や社員さんとの会話の中で自分に合った会社なのかどうなのかを見極めていきましょう。

ただし、一度定めた就職活動の軸は絶対的なものではありません。

定めた就職活動の軸はある程度しっかりしたものにしておく必要はありますが、懲り固めてしまうと逆に作用して本当に自分に合った企業を見つけられない可能性があります。

様々な企業や社会人の先輩との出会いの中で、新たな視点を得て自分の就職活動の軸をブラッシュアップしていくのが良いでしょう。

また、仕事だけのハナシをするのではなく趣味や休日の過ごし方などプライベートの話題を振ってみるのも良い考えです。

多用な価値観や働き方、生き方を実感することでこれまで自分だけでは気づかなかった将来の目標が見えてくるはずです。

このように、就職活動の軸を明確にするためには、様々な企業の実態を見ていくことが一番の近道です。

インターンや企業説明会に積極的に参加したりして、どのような企業に居心地の良さを感じるか、やりがいを感じそうかを判断していきましょう。

就職活動を進める中で、初めに定めた就職活動の軸に違和感を抱くこともあると思いますが、逆にラッキーと思ってください。

自分に適した企業が見つかる可能性が高まったと意気揚々に軸を改善していけばいいでしょう。

就職活動の軸を定めることの大切さのまとめ

就職活動の軸を定めることはただ単に内定を得るためにすることではありません。

この就職活動の軸を定めないと仮に就職できたとしても就職した会社を短期間でやめてしまうことになるでしょう。

就職活動の軸を定めるために必要な考え方は下記の3つです。

  • 自分の興味や関心があること
  • 自分の得意なこと
  • 自分が今までにやりがいを感じたこと

これまでに自分がどんなことに興味があって、どんなことが得意で、どんなことにやりがいを感じたのか振り返ることが大切です。

また、一度定めた就職活動の軸を色々な企業や先輩と出会うことでどんどんブラッシュアップしていってください。

そうすることで企業を見定める眼を養うことができますよ。

後悔のない就職活動をして頂きたいと思います。

それでは!

この記事を書いた人

テニスおじさん
テニスとラーメンが最高な30代。
醤油、塩、味噌、とんこつなんでも食べます。
うまい店のためなら全国どこでもはせ参じます。