ここでは映画「君の膵臓をたべたい」のキャストやあらすじ、感想をまとめて紹介しています。
2017年7月28日に公開された映画「君の膵臓をたべたい」(キミスイ)。
原作は同名の小説ですが、映画ではオリジナル要素として12年後の世界が描かれています。
ここでは、登場するキャストやあらすじ、感想をまとめて紹介します。
キャスト
山内桜良・・・浜辺美波
「僕」(志賀春樹)・・・北村匠海
滝本恭子(学生時代)・・・大友花恋
一晴(ガム君)・・・矢本悠馬
隆弘・・・桜田通
栗山・・・森下大地
宮田一晴(現在のガム君)・・・上地雄輔
桜良の母・・・長野里美
現在(12年後)の恭子・・・北川景子
現在(12年後)の「僕」(志賀春樹)・・・小栗旬
主演の浜辺美波さんは2000年8月29日生まれの女優。
2011年第7回「東宝シンデレラオーディション」でニュージェネレーション賞を受賞して、芸能界入りをします。
同じ年に公開された映画「アリと恋文」に初主演で女優デビューを果たします
2016年に漫画「咲-Saki-」の実写化で連続ドラマ初主演を務めます。
2017年に今作「君の膵臓をたべたい」でヒロインを演じ、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞します。
ドラマでは「崖っぷちホテル」「今日から俺は!!」など話題作にも出演。
CMや広告にも多数出演し、今後期待される女優の一人です。
もうひとりの主演・北村匠海さんは1997年11月3日生まれの俳優・歌手。
小学三年生のときに、スカウトされた北村匠海さんは2008年に「リスに恋した少年」で歌手デビューします。
2008年公開の映画「DIVE!!」で映画初出演。
今作「君の膵臓をたべたい」で映画初出演を果たします。
2019年公開の映画「君は月夜に光り輝く」では永野芽郁さんとW主演を務めます。
俳優活動以外に所属する事務所スターダストのユニット・EBiDANから派生したダンスロックバンド・DISH//のメンバーになりボーカルとして活動。
2018年には、女優の土屋太鳳さんとボーカルユニット「TAOTAK」を結成し曲をリリースしています。
俳優だけでなく音楽活動もこなす若手の注目俳優の一人です。
スタッフ
原作・・・住野よる「君の膵臓をたべたい」
監督・・・月川翔
脚本・・・吉田智子
音楽・・・松谷卓
主題歌・・・Mr.Children「himawari」
受賞歴
第41回日本アカデミー賞
優秀作品賞
優秀脚本賞:吉田智子
新人俳優賞:浜辺美波、北村匠海
話題作品賞
第30回日刊スポーツ映画大賞
新人賞:浜辺美波
第42回報知映画賞
新人賞:浜辺美波、北村匠海
あらすじ・ネタバレ
病院で偶然出会った山内桜良(浜辺美波)と僕。
桜良は同じ学校のクラスメイトです。
桜良がたまたま落とした日記を拾い、中に書かれた内容を見て、桜良の病気を僕は知ってしまいます。
桜良は膵臓の病気におかされていました。
驚く桜良。
残り僅かな命。
しかし僕は同級生の病気を知っても動じません。
そんな僕を見て、桜良は惹かれます。
友だちとガヤガヤするよりも、図書館で一人静かに本を読むのが好きな僕を追いかけまわすようになった桜良。
桜良は僕とは正反対の性格で、クラスの人気者です。
二人が一緒にいることをよく思わない桜良の親友・恭子。
桜良は親友の恭子にも自分の病気の子とは話せていませんでした。
余命短い桜良。家族以外の誰にも知られず、一人寂しく死のうと思っていました。
しかしそんな時に僕があらわれたおかげで、桜良の中で何かが変わります。
死ぬまでにしたいことがあると言って、僕と一緒にその願いをひとつづつ叶えていきたいという桜良。
いつも一緒にいる二人を見て、同級生は二人が付き合っていると勘違いします。
それでも気にしない桜良。僕は初めは嫌がっていたものの、どんどん桜良のペースに付き合わされ、次第に彼女を支えてあげたいとまで思っていきます。
桜良は死ぬまでにしたいこととして、九州に旅行に行きます。そして僕と一緒にホテルで一晩過ごします。
他にも、「彼氏ではない人と、いけないことをする」という願いがあり、桜良は僕を自宅に連れて行きます。
そして誰もいない自宅で二人きりになった僕と桜良。
僕は腹を立てて帰りますが、外で待っていた桜良の前の彼氏・学級委員長と喧嘩になります。
殴られた僕を助ける桜良。
そんなことをしている間に桜良の病気はどんどん進行をしていました。
そして入院した桜良。
周りにはまだ膵臓の病気だとは黙っています。
見まいに来た僕と恭子は鉢合わせとなります。
恭子は親友の桜良をとられたようでたまらなくなり、僕につらく当たります。
僕と退院した桜良が出掛ける約束をした日、いつまで待っても桜良はきません。
心配になる僕。
すると、電光掲示板に通り魔に刺されて女子高生が亡くなったと見ます。
桜良は通り魔にあって、僕に会いに行く途中で刺されて亡くなっていたことを知ります。
ショックで桜良のお葬式にも行けない僕。
病気でもうすぐなくなると分かっていた桜良。
しかし突然通り魔によって、桜良の命は奪われました。
桜良のことを思い、何もできない僕。
僕は部屋に閉じこもり、誰にも会えず、学校にも行けなくなりました。
しばらくたってから桜良の家に行き、手を合わせる僕。
桜良の母親から桜良が書いていた日記を渡されます。
桜良が僕に渡すよう、母親に頼んでおいたのでした。
その中には僕への思い出や気持ちがたくさん詰まっていて、泣き崩れる僕。
それから12年後。母校で教師として働く僕。
恭子から結婚式の招待場が届きます。
しかし恭子に会う心の準備が12年たった今でもついていない僕。
僕の教え子には、高校生時代の僕にそっくりな男子生徒がいます。
その子を見ながら、昔を思い出す僕。
そんな中、学校の図書館の取り壊しが決まります。
僕と男子生徒で本の整理をしていると、偶然桜良の書いた手紙が見つかります。
桜良は僕なら見つけると思い、死ぬ前に隠しておいたのでした。
手紙を読んで立ち上がる僕。
そして、そのまま恭子の結婚式に向かいます。
驚く恭子に、12年前の桜良とのことを僕は話します。
恭子はこの日まで、桜良が病気で会ったことを知らずにいました。
花嫁衣装を着て、お化粧をばっちりしている恭子。
「何でこんな日にそんなことを言うの…」と号泣する恭子に、「僕と友達になってもらえませんか…」と言います。
恭子も僕と友達になることを約束しました。
感想
始めは本当に桜良が死ぬのかな?というくらい元気で、それはきっと僕も同じ気持ちだったと思います。
しかしだんだん弱っていく桜良。
若くて死を直面に、無防備に笑っていたわけではない桜良。
無理をして、精一杯大人びていたのだと知ったときはジーンときました。
そしてそんな桜良を支えてあげたいと、奮闘する僕の姿も感動しました。
病気でなくても、人はいつでも死と隣り合わせで生きています。
他人事ではなく、私も同じ。
そして愛する私の人々もそれは同じです。
突然の死にも、動じない人はいません。
でも、毎日を大切に生きることはできます。
大事な人に、感謝をする気持ちを感じさせてくれた作品です。
また、毎日元気に生きられることがどれだけ幸せか教えてくれた映画でした。
まとめ
映画「君の膵臓をたべたい」のキャストやあらすじ、感想をまとめて紹介しました。
大切な人というのは突然いなくなるかもしれない。
だからこそ毎日いっしょにいられることを幸せだと感じさせる作品です。
浜辺美波さんの可憐な姿にも魅了されました。
ぜひ、大切な人と一緒に見てください。